菊地弁護士は「心的資本経営」について「似たような言葉で“人的資本経営”というのがあるが、それは従業員の知識やスキルに投資して企業価値をあげるというもの。ところが“心的”というのは、従業員やお客様の“心の満足度”を高める経営手法。例えば15歳以下のお子さんがご家族にいる従業員は、日本全国どこの丸亀製麺でも食事が無料でできる。もう1つは新しい役職として“ハピカンキャプテン”というものを導入。これは従業員の“ハッピー(ハピ)”、お客さんの“感動(カン)”をアップさせるということ」と説明した。この「ハピカンキャプテン」は店舗ごとのイベントを考えたり地域に密着した新商品を考えるなど、積極的にアイデアを出せるのがこれまでの店長職とは大きな違い。これまでの店長は520万円程度の年収だったが、ハピカンキャプテンは最大2,000万円に。
