夫と中学生の子供と暮らす世田さんは乳がんと診断されてからの保険にまつわる大失敗を話してくれた。手術・放射線治療・入院の保険に入ったという。がん以外にも心筋梗塞や脳卒中をカバーする医療保険だったという。月額1万7000円の掛け捨てだった。加入から3年経った2016年、乳がんステージ1と診断された。そこで保険会社に連絡を取ると、500万円程度が振り込まれたという。去年の年末、発熱で病院を受診したところ、乳がんの骨への転移が発覚した。分子標的薬という高額の薬を使用すると医者に言われたという。通院しながら薬代として月8万円ほどを支払うことになったという。再び保険会社に連絡すると、今回の治療法では当てはまらないと話されたという。診断一時金は生涯を通して500万円までだった。治療給付金は契約では手術や入院などは給付対象だが、通院治療は対象外だった。診断一時金500万円を使い切っていたことを後悔しているという。