“直美”とは「直接、美容外科」の略。常磐病院医師・尾崎章彦は「若手医師が2年間の臨床研修を終えた後、専門研修を受けずにそのまま美容医療に入る人のこと。近年増加傾向にある」という。医師免許取得者数は毎年約9000人だが、このうち約200人(約2%)が「直美」だという。尾崎は「いま病院の収益が非常に悪化しており、保険診療の長期的見通しがたたないことに若手医師も気付きつつある。加えて3年目以降の専門的な研修が彼らに対して少し不利な状況になっている。合理的判断として“直美”を選ぶ若い医師が増えている状態」という。
浜田さんは「過酷な労働環境で、女性は出産の時期手術をさせてもらえない。働き方を見直さないといけない」、安部さんは「自分の同級生で臨床研修して、金融へ。ゴールドマンサックスとか」「医療のキャリア、働き方の課題を解決してほしい」、玉川さんは「いずれ美容医療で開業したいなら、合理的。タイパ、コスパの若い人が行く」と話し、ヒポクラテスの誓いについて聞いた。尾崎さんは「コスパ意識の前にプロ意識、倫理観を教えられていない」と述べ、直美のトラブルについて説明した。
日本美容医療協会・鈴木芳郎理事長は「美容業界は3年目(直美)からでもかなりの給料がもらえることがある。ただ、美容だけのことに専念してしまうわけだらか少し視野が狭くなってしまう」「トラブルが起こったときに対応する能力が専門研修をしっかり受けたドクターに比べ劣ってしまうということはあるだろう」「専門研修も受けて形成外科などを大学病院で経験し、スキルを全部身に着けてから最終的に美容外科を選んだドクターもたくさんいる」と述べた。尾崎さんは「合併症のマネジメント、管理、プロ意識が違う」と説明した。日本形成外科学会理事・福島県立医科大学形成外科・小山明彦医師は「懸念の一つに美容医療の質の担保」を指摘、「美容医療は間違いなく必要不可欠。より洗練された技術が必要。しっかりした専門知識・技術を身に着けたうえで携わるべき」という。尾崎さんは「直美のクリニックでも、トレーニングの仕組みを整えるというのもある」と話した。小山さんは「地方の医師不足を加速させる1つの要因になっていないか」といい、「無医地区も増えていて地域住民に必要な医療を提供できないところもある」と指摘した。尾崎さんは福島県いわき市の病院について話した。尾崎医師が勤務する病院では去年、退職した内科医の代わりの内科医が見つからず、今年麻酔科で退職した医師の代わりの医師が赴任せず、手術の数を制限、アルバイトの医師が対応した。尾崎さんは「直美だけが原因ではなく、絶対的な医師数不足なども背景にある」と述べた。
浜田さんは「過酷な労働環境で、女性は出産の時期手術をさせてもらえない。働き方を見直さないといけない」、安部さんは「自分の同級生で臨床研修して、金融へ。ゴールドマンサックスとか」「医療のキャリア、働き方の課題を解決してほしい」、玉川さんは「いずれ美容医療で開業したいなら、合理的。タイパ、コスパの若い人が行く」と話し、ヒポクラテスの誓いについて聞いた。尾崎さんは「コスパ意識の前にプロ意識、倫理観を教えられていない」と述べ、直美のトラブルについて説明した。
日本美容医療協会・鈴木芳郎理事長は「美容業界は3年目(直美)からでもかなりの給料がもらえることがある。ただ、美容だけのことに専念してしまうわけだらか少し視野が狭くなってしまう」「トラブルが起こったときに対応する能力が専門研修をしっかり受けたドクターに比べ劣ってしまうということはあるだろう」「専門研修も受けて形成外科などを大学病院で経験し、スキルを全部身に着けてから最終的に美容外科を選んだドクターもたくさんいる」と述べた。尾崎さんは「合併症のマネジメント、管理、プロ意識が違う」と説明した。日本形成外科学会理事・福島県立医科大学形成外科・小山明彦医師は「懸念の一つに美容医療の質の担保」を指摘、「美容医療は間違いなく必要不可欠。より洗練された技術が必要。しっかりした専門知識・技術を身に着けたうえで携わるべき」という。尾崎さんは「直美のクリニックでも、トレーニングの仕組みを整えるというのもある」と話した。小山さんは「地方の医師不足を加速させる1つの要因になっていないか」といい、「無医地区も増えていて地域住民に必要な医療を提供できないところもある」と指摘した。尾崎さんは福島県いわき市の病院について話した。尾崎医師が勤務する病院では去年、退職した内科医の代わりの内科医が見つからず、今年麻酔科で退職した医師の代わりの医師が赴任せず、手術の数を制限、アルバイトの医師が対応した。尾崎さんは「直美だけが原因ではなく、絶対的な医師数不足なども背景にある」と述べた。