1月11日、皇居宮殿で「講書始の儀」が行われた。両陛下が皇族方とともに、学問の第一人者から講義を受けられる宮中行事で、愛子さまが初めて出席された。大阪大学の金水敏名誉教授は日本語学が専門で、愛子さまは同名誉教授の著作を読まれたことがあるという。東京大学の井上正仁名誉教授は防犯カメラなどを使った捜査、法律の課題、千葉大学の西川惠子名誉教授は物理学について説明した。15日、両陛下は警視庁の創立150年を記念する式典に出席された。陛下はお言葉で能登半島地震の犠牲者に哀悼の意を表し、災害対応に尽力する人々を労われた。式典後、110番通報に対応する指令センターを視察された。陛下は昭和61年にも警視庁を視察されていて、通報への対応をご覧になっていた。視察後、能登の被災地で救助活動にあたった隊員たちとも懇談された。
1月14日、デンマークのマルグレーテ女王の退位にともない、フレデリック新国王が即位した。女王は23歳の時、初来日し、女王に即位後も国賓として来日。昭和天皇が主催する晩餐会に出席された。平成16年、天皇皇后両陛下はフレデリック皇太子の結婚式に参列されている。フレデリック新国王は東日本大震災の3ヶ月後にも来日し、義援金や支援物資を届けた。日本とデンマークの外交関係樹立150周年の年には陛下がデンマークを訪問され、マルグレーテ女王が主催する昼食会に出席された。令和にはフレデリック夫妻が来日している。