きょうから1週間、京成本線沿線の地域の魅力と課題を特集していく。成田市にある老舗の和菓子店に来ている。この店は成田山新勝寺に古くから参拝に訪れた皆さんを大切におもてなししてきた歴史がある。そしてそういった参拝者の皆さんをここ成田に100年近くにわたって送り届けてきたのが京成本線なのだ。そもそも京成本線は都内から成田山新勝寺への参拝者を運ぶために運行が始まった路線で、近年はたくさんの外国人参拝者も成田空港や東京方面からこの京成本線を利用して訪れるようになっている。この和菓子店ではそんな外国人客の皆さんにおもてなしをしようと新たなスポットが誕生した。その名も成田門前ターミナル。ボランティアや地域の企業が協力して成田や日本の魅力を外国人客に体験してもらおうという施設なのだ。今こちらで行われているのが和菓子作りの体験。きょう講師を務めているのはこのターミナルが入る和菓子店の職人の方で、伝統の生菓子作りの体験を行っている。お花の形などかわいらしい和菓子を自分で作れるということで外国人の皆さんに評判なんだそう。日本語学校に通っているという外国人からも好評で、こうした和菓子以外にもカラフルな手まりずしの調理体験も行われるそう。そしてさらにお隣で行っているのが着物の試着体験。とてもカラフルでポップな柄が目に入ってくるかと思うがこちら地元のアーティストがデザインした現代風の着物。特にアジア圏のお客様にモダンな柄が人気だそう。さらにこの成田の街の見どころを知りたいという方向けには、ガイドによるツアーも行っている。新勝寺を中心に参道の商店街を回って歴史的な建物名物の食べ歩きなど、行えるという。こうした取り組みの中心となっている方、道の駅などを運営する企業の代表の岩崎肇は「成田は歴史のある土地。多くの方々と新しいことにチャレンジしていきたい。また外国人の方々に成田っていいなと思ってもらえるよう引き続き頑張りたい」とコメントした。こちらのターミナル、日本人の方も利用できホームページで予約をして興味ある方、ぜひ体験してみてほしい。
住所: 千葉県成田市花崎町814