先天性角化不全症を抱える10歳未満の男児が、健康な肺と肝臓を同時移植する手術を受けた。臓器提供を申し出たのは40代の両親と60代の祖父の3人とのこと。手術は去年11月に京都大学医学部附属病院の伊達教授らのグループによって行われた。まず両親の肺の一部を移植し、その後祖父の肝臓の一部を移植したという。健康な人から肺と肝臓を同時に移植するのは世界で初めてだという。手術は4つの手術室で、約30人の医師・スタッフらで18時間余りをかけて行われた。男児は手術から約4か月経過した今月1日に退院し、両親と祖父も既に社会復帰しているという。
住所： 京都府京都市左京区聖護院川原町54
URL： http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/
URL： http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/