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「京都大学医学部附属病院」 のテレビ露出情報

港区のオフィスビルにある医療ベンチャーのサイフューズ代表の秋枝。社名は、「細胞Cyto」+「融合Fusion」を合わせたもの。再生医療のスタートアップ企業で、患者から細胞をもらいその細胞をもとに臓器・組織をつくって患者に移植する再生医療のビジネスを行っている。サイフューズ独自の技術で作った血管は、ヒトの細胞だけを材料に作っているという。ヒトの細胞はほとんどが水分でできているため、細胞だけを積み上げてもすぐに形が崩れてしまう。そのため人工血管は一般的にポリエステルなど化学繊維を使用。培養は安全キャビネットの中で行う。培養している線維芽細胞とは、主に皮膚を作る細胞でコラーゲンやヒアルロン酸を作り出す。患者の耳の裏などから皮膚を採取し培養する。線維芽細胞の大きな特徴の1つが、増殖のスピード。分裂して増えた線維芽細胞は集まる習性があり、糸のように連なるため形状を保つことに適している。増えた線維芽細胞は小さなすり鉢状の容器の中へ。するとさらに細胞が集まり団子のような塊になる。サイフューズ独自の技術、細胞だけで血管を作り出す様子を見せてもらった。世界初、細胞のみで本物の臓器を作るバイオ3Dプリンターで、培養した細胞の塊を取り出し次々と針に刺していく。剣山のようなものに細胞を1つずつ積み立てていくので、国内では剣山メソッドという。剣山メソッドはもともと九州大学の医学部で研究されていた手法。そこに秋枝が参加し協力企業とともに2012年販売開始。約4時間で成形。このまま保存すると徐々に細胞同士がくっつき、血管が完成する。万能細胞と呼ばれるiPS細胞は、研究が進んでいるが他人の細胞を使うことが多く拒絶反応のリスクを指摘する声もある。一方線維芽細胞は患者本人のものを使うためリスクは低いとされている。
サイフューズは再生した血管を患者に移植する臨床研究を実施。さらにその技術で神経の再生にも成功。治験を行った京都大学の池口教授に聞くと、神経の周りにある筒状の組織の神経導管で、切れた神経を包むようにバイオ3Dプリンターでつくった神経導管をつなぐと、再生を助ける分泌が発生し徐々に神経が回復していくという。これまで治験を行った3人の患者は動作や感覚の回復を確認。元の職業に復帰しているという。
血管と神経は移植例があり今のところ良い結果が出ている。この先見ているものは、今は臨床試験・治験の段階なので、目標は2030年頃には近くの病院で再生医療が受けられるようになるといいと思っているという。しかし新たな再生医療普及の前に大きな壁があるという。課題は、確実に作っているものが大丈夫なのかを証明して成果や成功事例を出して知ってもらうことが需要だという。自分達で確実で安全で本当に有効であることはちゃんと確かめて、国のお墨付きを貰ったほうが絶対安全・安心なので、データをためていく必要はあるし、新しい治療法を普及して理解してもらわないといけないという。規制も初めて対応していくので、対話を重ねながらものづくりを進めることが重要だという。再生医療への関心を持つきっかけは、学生時代は化学の研究をしていて、ベンゼン環がサッカーボールの模様と似ていて好きだったという。もう少し人の役に立つような治療に近い研究をしたいと大学院では遺伝子の研究をしていたという。ビジネスの可能性が見えてきているのは3Dプリンターの開発のおかげだという。世界的普遍性は大事なことで、患者は世界中にいるので少しでも役に立つのであれば世界中どこでも行きたいなどと話した。
住所: 京都府京都市左京区聖護院川原町54
URL: http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年4月27日放送 0:10 - 1:00 NHK総合
シリーズ 人体・特別版 神秘の巨大ネットワーク(シリーズ 人体・特別版 神秘の巨大ネットワーク)
複雑な仕組みで全身を管理している腎臓。先進国の入院患者の中で、5人に1人が急性腎障害であることがわかった。なぜ、腎臓以外の病気の患者まで、腎障害を起こすのか。ネットワークの要である、腎臓に異変があると、それが全身の臓器に影響をおよぼし、そうして起こるのが多臓器不全である。腎臓を守りさえすれば、救えた命が多くあることもわかっている。ルイ・フォルニさんは「急性腎[…続きを読む]

2025年4月17日放送 10:25 - 13:55 TBS
ひるおびJNN NEWS
京都大学はiPS細胞からつくった細胞をパーキンソン病患者に移植し、一部の患者で症状が改善したと発表した。パーキンソン病はドーパミンを作り出す細胞が減り、手足が震えたり体がこわばったりする難病で、現在根本的な治療法はない。研究チームは、iPS細胞からドーパミンのもととなる細胞を作り、患者7人の脳内に移植したところ、一部の患者に運動機能などの改善が見られ、安全性[…続きを読む]

2025年4月15日放送 5:20 - 8:00 TBS
THE TIME,知りTIME
京都大学病院は1型糖尿病について、iPS細胞から作った膵臓の組織を患者に移植することに成功したと発表した。ことし2月に移植手術を受けた女性は1か月が経っても経過は良好だという。研究が進めば、血糖値コントロールのために毎日打つ注射が不要になることが期待できる。2030年代の実用化を目指すという。

2025年4月15日放送 4:55 - 8:00 テレビ朝日
グッド!モーニング朝刊けさの注目見出し
京都大学病院は1型糖尿病の患者にiPS細胞を使った治験を実施し、経過は良好。実用化すれば患者の負担軽減に繋がる可能性がある。(毎日新聞)

2025年4月15日放送 4:30 - 5:20 TBS
THE TIME’(気になるニュース)
京都大学病院は、iPS細胞から作った組織を患者に移植することに成功したことを発表。この研究が進めば、1型糖尿病で血糖値コントロールのための毎日行う注射が不要になるという。2030年代の実用化を目指す。

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