京都市は観光客が増えすぎることで起きるオーバーツーリズムが問題となっている。今月1日から運行が始まった観光特急バス。通常の市バスとは別に土日、祝日など限定で観光地近くにのみ停車する観光客のためのバス。運賃は大人500円、通常の均一区間運賃は230円。運行ルートは2路線。世界遺産「清水寺」に近い五条坂への直行便と祇園などを経由して銀閣寺近くに向かう便がある。観光客に特化したバスを運行させることで一般客と観光客をすみ分け、バスの混雑の緩和につなげようとしている。松井孝治市長は「京都の観光集中で観光客と市民双方がしっかりと生活を守りながら観光を楽しんでいただく」と話した。