認知症の疑いのある人が行方不明になるケースが増えている。専門医はその背景に認知症の中で、軽度の人は物忘れが出始めるものの介護が必要でない場合が多く、日常生活には支障がない場合が多い。一人で買い物や散歩に出かけることができる軽度の認知症の人たちはなにかのきっかけで曲がる角を間違えるなどして道に迷うとパニックになり冷静に行動できなくなる。さらに、比較的体力があるために遠くに行ってしまいそのまま行方不明になることも。認知症の人の家族を対象に行ったところ、行方不明になった人のうち、6割が介護の必要性がなく比較的軽度の人たちだったという。
熊本県の阿蘇市の島田八重子さんは去年5月に行方不明になりそのまま亡くなっているのがみつかった。家族が警察などとともに必死に探したが自宅から4キロ離れた用水路の中で発見された。死因は長時間水に浸かったことによる低体温症だった。島田さんは自宅近くを散歩するのが日課で、近所の人からも元気な人だと呼ばれていた。一方で徐々に物忘れが多くなり認知症が疑われるようになった。介護が必要なほどではなく、本人も嫌がっていたために専門医の受診は先延ばしにしていたという。齋藤さん夫婦は夫の共成さんが軽度の認知症と診断された。若い頃からフルマラソンに参加したり、ボディビルに挑戦するなど体を動かしていたが今も一人で散歩をしたりジョギングをするのを楽しみにしているという。しかし今年になって何度も行方不明に。9月には3日戻らず15キロ離れた場所でみつかった。本人の楽しみは奪いたくないと考えている妻の暁さん。体力的にも限界があるために対策をすることに。位置情報を知らせる小型の発振器を靴に付けてどこにいるかを常にわかるようにした。午前5時に共成さんは日課の散歩へ。しかし朝7時になっても帰ってこず、暁さんはスマートフォンを頼りに探しにいくことに。位置情報が送られてくるのは5分に1回。タイムラグがありなかなか見つけることができない。暁さんは警察に通報した。自宅周辺を3時間近く探したが、午前10時になり共成さんがみつかった。暁さんは夫の自由を制限するよりも好きなことをなるべく長く続けられる方法をこれからも模索したいと考えている。
熊本県の阿蘇市の島田八重子さんは去年5月に行方不明になりそのまま亡くなっているのがみつかった。家族が警察などとともに必死に探したが自宅から4キロ離れた用水路の中で発見された。死因は長時間水に浸かったことによる低体温症だった。島田さんは自宅近くを散歩するのが日課で、近所の人からも元気な人だと呼ばれていた。一方で徐々に物忘れが多くなり認知症が疑われるようになった。介護が必要なほどではなく、本人も嫌がっていたために専門医の受診は先延ばしにしていたという。齋藤さん夫婦は夫の共成さんが軽度の認知症と診断された。若い頃からフルマラソンに参加したり、ボディビルに挑戦するなど体を動かしていたが今も一人で散歩をしたりジョギングをするのを楽しみにしているという。しかし今年になって何度も行方不明に。9月には3日戻らず15キロ離れた場所でみつかった。本人の楽しみは奪いたくないと考えている妻の暁さん。体力的にも限界があるために対策をすることに。位置情報を知らせる小型の発振器を靴に付けてどこにいるかを常にわかるようにした。午前5時に共成さんは日課の散歩へ。しかし朝7時になっても帰ってこず、暁さんはスマートフォンを頼りに探しにいくことに。位置情報が送られてくるのは5分に1回。タイムラグがありなかなか見つけることができない。暁さんは警察に通報した。自宅周辺を3時間近く探したが、午前10時になり共成さんがみつかった。暁さんは夫の自由を制限するよりも好きなことをなるべく長く続けられる方法をこれからも模索したいと考えている。
住所: 京都府京都市上京区河原町通広小路上ル梶井町465
URL: http://www.h.kpu-m.ac.jp/
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