今話題となっている「有隣堂しか知らない世界」の動画を作成したのは有隣堂で、東京や神奈川千葉を拠点に約40店舗を展開している。2020年に現チャンネルの前身で「書店員つんどくの本棚」がスタートした。内容は書籍の紹介動画だったが、全く反響がなく、3ヵ月で登録者数が200人だったという。動画クリエイターの「有隣堂でしかやれないことをやったらどうですか？」と言われ、有隣堂には商品への愛と知識を持つスタッフが多いことからその情熱や熱量をYouTubeに出演して語ってもらうと方向転換した。すると2020年6月に有隣堂しか知らない世界を初投稿してから、半年後に登録者数が1万人を突破、2022年12月には登録者数が20万人を突破し、現在は登録者数が32万人を突破した。出演した有名作家には中山七里や又吉直樹などがいる。蔦屋書店やヴィレッジヴァンガードなどのライバル企業、シャープやトヨタなどの他企業も出演している。さらに、有隣堂の名物店員も複数出演。中でも岡崎弘子さんの回は100万回以上再生された。企画はYouTubeチャンネルを運営するメンバーが現場スタッフ達にヒアリングしてネタになりそうなものを吸い上げているという。