京鹿の子絞の括りの作業へ。下絵に沿って糸入れをするため括り職人の村上友司さんの元を訪ねた。村上さんは生地を筒状に絞り上げて染め、開いた傘を上から見たような模様を作る「傘巻き絞り」専門の括り職人。傘巻き絞りに使うのは絞り台という道具。絞り台に輪郭を縫った糸の両端を引っ掛け生地を均等に折りたたんでいくことで輪郭のラインを一直線にしていく。まっすぐに整えた糸を引き絞ることで染料の侵入を防ぎ形がしっかりとした傘巻き絞りが作られていく。
住所: 京都府京都市中京区中京区油小路通御池下る式阿弥町135−5