生成AIは受動的に言われたことからアウトプットを出す存在だが、AIエージェントは能動的に自分で考える「相棒」と言われている。国際社会経済研究所の藤沢久美理事長による解説。今年は「AIエージェント元年」と言われており、いろんな企業で積極的に使い始めている。アメリカでは日本より活用が進んでおり、マッキンゼーの調査リポートによれば製造現場やフードサービス、接客・販売、事務補助の仕事はAIエージェントに取って代わられるだろうと言われている。一方でヘルスケア、エンジニアの世界は人手不足で、AIエージェントでできない仕事に人間が必要になってくる。アメリカでは約1200万人にスキルチェンジが必要と言われている。日本でもスタートアップ企業の間ではAIエージェントを前提に会社組織を考え、人間にしかできない部分を明らかにするという動きが出てきている。AIエージェントを活用する動きは今後加速していくと考えられる。