器用に階段を降りて登場したのは、 航空自衛隊が試験的に配備した犬型ロボットだ。その特徴は、中に一部AIの機能が使われていて撮った映像からヒト・車両などを個別に認識することが可能だという。AIを使った犬型ロボットを基地の警備に活用できないか検証していて、航空自衛隊は人手不足の解消や任務の効率化に期待を寄せている。一方、海上自衛隊の厚木航空基地。厳重なセキュリティの向こうではAIを海上自衛隊の任務において活用する取り組みを実施している。人による分析では判断に数十分かかることもあった船の識別を数秒で行うことができるという。こちらはレーダーが捉えた船舶の形をした画面のイメージだ。AIは、これまでに収集された船の形を学習することでその種類を識別。軍艦なのか商船なのかなどを確立で示すことができる警戒監視の任務に今年度から活用されている。 海上自衛隊航空プログラム開発隊の白戸さんは「あらゆる先進技術を海上自衛隊の任務に適用していくことが国民のみなさんの生活を守るうえで重要な要素だと考えている。」などと話した。