大阪・関西万博で展示されたスポーツの先端技術の数々。ICT(情報通信技術)でスポーツの新たな価値が見えてきた。閉幕まで約1か月。未来社会の実験場がコンセプトの万博で、ICTを活用したスポーツの新たな価値や可能性を発見する試みが行われていた。きょうまで行われていたスポーツ庁が主催する「Sports Future Lab~スポーツがつくる未来~」では、出展した22の企業や団体が、スポーツにおける先端技術や共生社会の実現に向けた取り組みを、体験型コンテンツとして発信した。取材したこの日、行列ができていたのは、ソフトバンクが提供する「AIスマートコーチ」ブース。バスケ日本代表の河村勇輝選手ら、プロ選手のシュートフォームをお手本に参加者もシュート。AIによる骨格解析で、映像だけではわかりにくい骨格の動きを確認。さらに理想のフォームとの差をマッチ度で判定する。αが取材中に室伏広治スポーツ庁長官がサプライズ視察する場面もあった。自分の動きを客観的に見て、課題を発見し自ら改善していく。そんな主体的・協同的な学びをサポートするAIスマートコーチ。特に離島や地方で顕著な指導者不足や地域格差といった社会課題を解決し、誰もがどこでも質の高いスポーツ教育を受けられるツールとして期待されている。ICTを活用することで見て楽しむスポーツの価値だけでなく、誰もが参加し成長できるというスポーツの持つ本質的な力に注目した取り組み。
