生成AIと熟練の職人とのコラボで彩り豊かなクラフトビールが誕生した。ピンクや青など色鮮やかな飲み物が入った4つのグラス実は全てビール。今日発表されたのはNECとクラフトビールメーカーが手掛けたその名も「人生醸造craft」。20代から50代の各世代の特徴や価値観を表現している。オリジナリティーあふれるビールを造ったのは。NECが開発した生成AIを活用して作られたAIエージェントと職人とのタッグで実現した。20代から50代をイメージしたビールのレシピを作成してと指示をするとAIエージェントが各世代の特徴を分析、同時にクラフトビールメーカー社内のノウハウや世界中のデータをまとめレシピ案を作成する。そこから職人たちがAIとチャットしながらブラッシュアップし今回の4種類のビールを生み出した。まず20代、桃の味がしてとてもフルーティーでフレッシュな味わい。40代、ちょっとスパイシーで40代の円熟味を感じる味わい。また、30代のビールは青色で緊張感を癒やしながらもお米が作り出すきれ味でさまざまな食事と調和する味わいに。いくつもの波を乗り越えてきた50代のビールは深みのある赤色でモルトとカラメルの香りを感じる1杯となった。AIエージェントを利用することで従来のビール製造と比べ40%の工数削減に成功したという今回のプロジェクト。このビールは6月から出荷予定で大阪・関西万博でも展示される。コエドブルワリー・朝霧重治社長は「実際AIとのやりとりというところがまさに1人ビールを造るチームに新たな人材が入ってきて考えた提案をチーム内で議論していくみたいな感じだった」などと話していた。