福島県須賀川市の花火製造会社は様々な工夫でコストを抑えながら花火の製造を行っている。全国の花火大会に参加している創業150年の花火製造会社。今、花火の材料は値上がりしているという。そうした中、取り組んでいるのが仕入れコストを抑える工夫。例えば花火を包む紙。花火製造会社工場長・相谷孝寛さん「一度に大量に仕入れることで運送費をだいぶ減らせている」。花火大会を運営する側も懸命のやりくりを続けている。大会本番に向け準備中の三重県伊勢市を訪ねた。伊勢神宮奉納全国花火大会は70年以上の歴史がある花火大会だが、物価高騰で開催資金の確保が課題となっていた。実行委員会では、ことし有料の観客席を増やしたりトイレの数を見直したりしたほか、資金の柱となる企業からの協賛金の確保にメンバー総出で奔走した。さらに1口1000円からのクラウドファンディングも実施。目標の200万円には達していないが、「パワーがもらえる」「頑張ってください」などのメッセージとともに貴重な寄付金が寄せられた。