皇室では明治時代から歴代の皇后が蚕を育てている。皇后さまはきょう午前、皇居にある蚕の飼育施設で、一連の作業を締めくくる「御養蚕納の儀」に臨み、取れた生糸の束を神前に供えて拝礼されたという。天皇陛下と長女の愛子さまが作業に加わられたということもあったということで、側近によると皇后さまは無事に終えて感慨深い様子で、携わった人などに感謝とねぎらいの気持ちを示されたという。取れた生糸は外国からの賓客への贈り物などに使われているが、ことしは例年より生産を増やし、20年に一度、ご神体を真新しい社殿に移し替える式年遷宮に向けた準備が始まった伊勢神宮に、在来品種の小石丸の繭をおよそ30キログラム提供されたという。
住所: 三重県伊勢市宇治館町1
URL: http://www.isejingu.or.jp/
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