なぜ水が苦手で飲めないお子さんが増えているのか、橋本さんによると3つ要因が考えられるという。1つ目は家庭で飲んでいる飲み物が習慣化。2つ目は新型コロナウイルスの流行。2020年以降多くの学校で校内の水道から直接水を飲まないという指導がされたこともあり子どもが水道水から遠ざかるきっかけになったのでは。3つ目は熱中症対策の指導。文部科学省などが熱中症対策には経口補水液やスポーツドリンクを利用するとよいというガイドラインを出している。学校に持参する水筒にスポーツドリンクを入れてもいいと指導している学校もある。水よりもスポーツドリンクのほうが体にいいという認識が広がっているところもある。ただスポーツドリンクも飲み過ぎには注意が必要。赤坂ファミリークリニックの伊藤院長によるとスポーツドリンクを習慣的に飲んでいると糖分を取りすぎて血糖値があがり倦怠感やのどの乾きなどの症状を引き起こすことがあるという。水と併用して水分補給をすることが大事。熱中症や災害が起きたときに水が飲めないと命に関わる問題。水を飲めるようにするには家庭で水を飲めるように習慣づける。家族・友人と一緒に水を飲むと楽しいと捉え習慣になる。他にもレモン1切れ、ミント1枚など水に風味をつけるのもオススメ、などと伝えた。