伊藤博紀さんは江戸時代から続くちょうちん店・伊藤藤次郎商店の8代目。大学卒業後、大手百貨店でプロモーションなどに携わり、9年前病に倒れた父親の後を継いだ。年々減少しつつあるちょうちんという文化の未来に危機感を抱いた伊藤さんは、伝統的なちょうちん作りの一方、イベントの企画運営や空間演出を行う会社を立ち上げ、バーやホテルなどを演出してきた。家紋のキャラクター化や、妖怪を描いたちょうちんで夏の夜を演出したイベントなどを行い、妖怪イベントには県内外から約1300人が訪れた。現在、ラスベガスの飲食店で飾られる予定の高さ2m90cmにもなる巨大なちょうちんを制作している。伊藤さんは「歴代の人たちがやってきたものを塗り替える作業のほうがワクワクする」と語った。
