5日、山形県議会で議論が紛糾する中、賛成多数で可決された山形県笑いで健康づくり推進条例が波紋を広げている。笑う頻度が高いほど、死亡リスクが低いとする山形大学医学部の研究結果を踏まえ、家庭や職場などで、笑いによる健康づくりを推進することが目的。条例では、1日1回笑うこと、笑いに満ちた職場環境の整備などが盛り込まれている。条例は努力義務で罰則はない。県民の最高規範である条例で定めることに疑問を呈する議員もいる。吉村美栄子知事は、笑って過ごしてもらえるよう、県政に全力を挙げるのが自分の役割だなどとした。