伊谷野姉妹が立ち上げた団体「Hair for Children」に思い描く未来図を描いてもらった。夕日の写真にランドセルを背負った2人の子どもが描かれている。左側の子どもはヘアドネーションで髪を提供して短くなっている。そしてその子からの提供を受けて作られたウィッグを付けているのが右側にいる子ども。髪を提供する側とされる側が一緒に未来に向かって歩いている様子が描かれている。中室さんは「私は10年以上ヘアドネーションを続けてきたんです。きっかけはアメリカに住んでいる時にアメリカは美容院に必ず『ヘアドネーションはこちら』っていうボックスが置いてあって、美容師さんに『ドネーションしますか？』って切った後に言われて、そんなことができるんだと思って始めたのがきっかけ。実はその後私自身も癌になって、今は寛解しているんですが、自分が病気になった時に仕事を続けていきたいけどがんの治療をするプロセスで髪の毛を失って外見が変わると仕事を続けられなくなるんじゃないかっていうのがすごい不安だった。だからアメリカみたいにどんどんヘアドネーションの文化が広がれば、小児がんの子で救われる子もたくさんいると思うし、就労を続けたいと思っているがん患者にも助けになるんじゃないかなって思う」などとコメントした。ヘアドネーションについては理容室・美容室で活動に参加しているところもある。また、寄付方法などは法人・団体などにより異なるためHPなどで確認を。