金は宇宙で星と星が合体するときに生まれたと考えられている。人類が金の採掘を始めたのは約6000年前。人類が採掘した金の量は約21万3000tで50mプール約4杯分。今後採掘可能な金の量は50mプール約1杯分しかないと言われている。恒星には寿命が近づくと膨らみ赤色超巨星に変化するものがあり、爆発すると中性子星が姿を現す。中性子星は中性子が詰まった高密度で重い星。2つの中性子星がぶつかり合体すると金が生まれる。金の誕生には中性子星どうしがぶつかるときのすさまじいエネルギーが必要。中性子星どうしの合体で宇宙に散らばった金は、宇宙に漂うガスやチリとまざりながら小さな塊になり塊どうしが衝突を繰り返し大きな星になる。地球は宇宙に散らばる金を取り込みながら作られた。地球に存在する金の量は推定約960兆t。しかし人類が現状で採掘可能な金は地球の表面に近い部分のみ。しかし近年、熱水噴出孔から吹き出す熱水にマグマに溶けている金が含まれていることが判明し、シート状に加工した藻を使って採掘することに成功した。