100年以上代々伝わるニシン鉢で作る宝メシがニシンの山椒漬け。生まれも育ちも喜多方の庄司さんと遠藤さんの親戚コンビが作る。ニシン鉢はニシンだけをつけているという。各家庭で代々受け継がれ、幼い頃から当たり前のようにあったというニシン鉢は東北最古の陶器と言われる会津本郷焼。300年以上続く窯元で作られたニシン鉢は1958年のブリュッセル万博でグランプリを獲得。陶器でできているニシン鉢でつくることでおいしいニシンの山椒漬けができるという。材料は身欠きニシン、山椒の新芽など。ニシン鉢に身欠きニシンを敷き詰め、その上に山椒の新芽と実を敷き詰める。酒、しょうゆ、酢を適量入れ、重しをのせると出来上がり。2~3日漬け込むと完成。ニシンの山椒漬けは道具とともに未来に残したい知恵が詰まった宝メシだった。