パーキンソン病の治療に有効なiPS細胞の研究が進んでいる。研究員の吉田さんが見せてくれたのはiPS細胞。体の組織や臓器の細胞に変化することができ、再生医療への活用が期待されている。そのiPS細胞を培養して変換させたのがドーパミンを作り出す元の細胞。この神経細胞を脳内に移植すると、線のような突起が他の神経細胞とつながるという。そしてドーパミンが送り出されるようになることで、運動症状の改善につながるという。京都大学が行った治験では、対象となった7人、全ての安全性を確認した。治験者の脳の画像を紹介。向かって左が神経細胞を移植する前のものだが、移植して12か月経つと赤い色が目立つようになり、ドーパミンが増えていることがわかる。有効性を調べる対象となった6人のうち、4人の運動機能に改善が見られた。この治療法は今年度中に承認がおりる見落としだが、いわゆる仮承認になる見込みで、承認後も移植した患者に重篤な結果が生じないか経過を見る必要があり、本承認に向けた審査が行われることになる。住友ファーマは現在、アメリカでの治験も進めていて、海外での実用化に向けても注目が集まりそう。
