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「佐藤美代子バイオリンリサイタル」 のテレビ露出情報

東京・上野にある旧東京音楽学校奏楽堂で佐藤美代子さんは60年以上前に学生の時に学んだここでコンサートの舞台に立つ。佐藤さんは19歳の時フランス・パリに留学。30代後半から離婚や金銭トラブルなどに見舞われ苦難の日々を負った。70代後半に軽度認知障害と診断されバイオリニストとしての道が絶たれようとしていた。紆余曲折を経て迎えた大舞台で朝から準備をしているのは手弁当で佐藤さんを応援している仲間たち。中でも佐藤さんの活動を長年支えてきたのが音楽療法士の前田さん。3年前、様々なトラブルの影響で気力を失い演奏ができない佐藤さん。それにいち早く気づいたのが前田さんだった。佐藤さんは少人数の前で2時間の演奏会を開ける程に回復した。しかし曲のプログラムを忘れメモをみつけることもできない。佐藤さんは2年半ほど前から病院のもの忘れ外来に通っている。佐藤さんは軽度認知障害と診断されている。前田さんが半年以上準備を重ねてきた発表会の日を忘れて欠席したこともある。2つのバイオリンのための協奏曲バッハの「ドッペルコンチェルト」を前田さんはプログラムに組み込んだ。
コンサートを目前に控えた夜。新宿ゴールデン街に前田さんの姿があった。訪れたのは顔なじみのママのいるバーだった。受け取ったのはコンサートのチケット代。佐藤さんのコンサートを成功させたい思いから約300席分のチケットを自分たちの手で販売している。迎えた本番当日。会場はほぼ満席となった。前半の山場は2人で演奏するドッペルコンチェルト。全三楽章を弾ききった。後半もバイオリン一人で演奏を終え、佐藤さんは仲間への感謝などを語った。佐藤さんが診断された軽度認知障害は認知症の一歩手前の予備軍の状態で生きがいなどを見つけることで健常な状態に戻ることもあるという。

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