中国で先月行われた重要政策を決める全人代。参加した共産党最高幹部に軍の制服組がいなかったのは異例のこと。軍から2名が参加するのが慣例だが、党は1月に軍の2人を汚職などで失脚させている。これで中央軍事委員会では習主席以外の6人のうち5人が失脚。軍本体の高級幹部でも大規模な粛清が行われている。粛清された張又侠副主席は習主席と同じく特権階級出身で父親同士が幼馴染。軍機関誌は張について「党・国家・軍に悪影響を与えた」としている。背景にあったとみられるのは習主席との意見対立。軍では汚職が蔓延していて、これを変え習主席の指示のみで動く軍隊に変えたいとの思惑も。
軍実力者の失脚が相次いでいる中国。中国では軍の実力者を潜在的な驚異ととらえ未然に排除するという独特の考え方ががある。念頭においているとみられるのは来年秋の党大会。今回の粛清により組織立て直しまで数年かかるとされるが、新たに抜擢される若手幹部はデジタル時代の戦争に備えた高い能力をもたらす可能性がある。誰が幹部になっても影響が出ないようAIを活用したい考えが主席にあるとみられる。周辺地域への威圧的行動は今も弱まっておらず、軍の上層部の空洞化が影響していないことを示している。「戦いに勝てる軍隊」をスローガンに目指すのは米国に匹敵する軍事力。国防費はさらに増額され日本の4倍以上に。
軍実力者の失脚が相次いでいる中国。中国では軍の実力者を潜在的な驚異ととらえ未然に排除するという独特の考え方ががある。念頭においているとみられるのは来年秋の党大会。今回の粛清により組織立て直しまで数年かかるとされるが、新たに抜擢される若手幹部はデジタル時代の戦争に備えた高い能力をもたらす可能性がある。誰が幹部になっても影響が出ないようAIを活用したい考えが主席にあるとみられる。周辺地域への威圧的行動は今も弱まっておらず、軍の上層部の空洞化が影響していないことを示している。「戦いに勝てる軍隊」をスローガンに目指すのは米国に匹敵する軍事力。国防費はさらに増額され日本の4倍以上に。
