佳子さまは5月25日からギリシャを公式訪問され、世界遺産のパルテノン神殿などを鑑賞された。サケラロプル大統領を表敬訪問された際、招待への感謝、天皇陛下からのメッセージを伝えられた。ギリシャ大使の西林万寿夫氏は佳子さまに同行したほか、今回の訪問に準備の段階から関わり、勉強熱心な佳子さまの姿を目にしていた。サラミナ島には17世紀に建立された女子修道院があるが、佳子さまは歴史、聖堂の壁画について事前に理解を深められていた。外交関係樹立125周年の記念式典ではスピーチを行われた他、幅広い分野の人物と交流。聴覚に障害がある人などを支援する施設で佳子さまは現地の手話で「お会いできて嬉しい」などと挨拶され、ケルキラ島では世界遺産に登録されている旧市街を散策された。現地の新聞は佳子さまの様子を連日、報じた。訪問を終え、佳子さまは「より幅広く、様々なかたちで両国の友好親善関係がさらに深まることを心から願っております」と感想を寄せられた。