実際に薬局で使うプラスチック製品を作るメーカーを訪ねてみた。1958年創業の「倉持プラスチック」はプラスチック一筋で、これまで医療用の軟膏容器や化粧品容器などを製造してきた。原料となるナフサ由来の樹脂「ポリプロピレン」には複数の種類があり、蓋と本体には別の樹脂を使用している。いま動いているのは蓋の製造ラインだけで、本体の原料となるポリプロピレンの入荷が止まり、4つある製造ラインのうち2つが稼働できていない。使っている原料はすべて国産で、外国産の原料があったとしても簡単に置き換えることはできないという。倉持プラスチックの倉持聡志さんは「他のグレードの原料に変えると必ずクレームが起きる。内容物に侵されてひび割れが出たりする」などと語った。倉持プラスチックでは、先月から注文を受けた量の一部が納品できなくなリ始めた。入荷のめどがたたないまま、原料の価格は4月以降5割も値上げされたという。
