政府の個人情報保護委員会によると、昨年度の個人情報漏洩の報告件数は2万1007件で過去最多となった。このうち民間事業者が1万9056件で、行政機関が1951件。民間事業者では病院や薬局で処方箋を他人に交付するなどの人的ミスが多発し、フィッシング詐欺による漏洩も多くあった。行政機関でも人的ミスが7割を超え、システムの誤った設定などによる漏洩も多かった。弁護士・萩谷麻衣子は「人的ミスのうち紛失、置き忘れ、誤操作がほとんどを占めている。人的ミスはゼロにはできないと言われるが減らすことはできる」などとコメントした。