「マイナ免許証」は、お金の面でも変更がある。更新手数料、現在は2500円だが、マイナ免許証では2100円。400円の値下げ。従来の免許証は来年3月から2850円と350円の値上げになる。値上げの理由について、警察庁は、材料費や人件費の高騰などを挙げている。国としては行政手続きのオンライン化を進める中での新たな一手というようなことになる。メリットとして、免許を更新する際の講習をオンラインで受けることなど強調されてるが、どの程度、利便性は変わるのか。オンライン化がされるのは、免許更新の手続きでは講習のみ。視力検査や写真撮影、免許情報の書き換えなどの手続きは、これまでどおり運転免許センター、警察署でする必要がある。マイナ免許証では、ICチップに情報が記録されるため、カードの表面に有効期限などの情報が印字されない。警察庁では、自分のマイナ免許証を読み取って、有効期限を確認できるアプリの開発を進めているほか、従来どおりはがきでも知らせる。マイナ保険証が導入されたときには、別の人の個人情報がひも付けされたりするなど、ミスが相次いだ。マイナ免許証は大丈夫なのか。警察庁では、マイナンバーカードの写真と運転免許証の写真、本人を見比べるなどチェックを強化することで間違いを防ぐなどとしている。国には個人情報の管理など厳格に進めてほしい。