- 出演者
- 大竹まこと ビートたけし 阿川佐和子 田崎史郎 竹田恒泰 東国原英夫 能條桃子 石原伸晃
9月12日、告示された自民党総裁選。過去最多となる9人の候補者が顔を揃えた。所信発表演説会で各候補は何を語ったのか。小林鷹之前経済安全保障担当大臣は「国民が夢と希望を感じられる日本、世界をリードする日本を作る」、石破茂元幹事長は「説明責任を果たし、国民が納得するまで総裁として全力を尽くす」、麻生派に所属する河野太郎デジタル大臣は「規制改革をやり遂げる」、岸田政権の要、林芳正官房長官は「1つ1つの不安を政策、政治によって解決していく」、茂木敏充幹事長は「国民の不安を解消し、明るい未来をつくる」、小泉進次郎元環境大臣は「答えを出していない課題に決着をつけたい」、女性初の総理に向け2回目の挑戦、高市早苗経済安全保障担当大臣は「自民党を鍛え直しましょう」、加藤勝信元官房長官は「日本総活躍プランを実行する」、上川陽子外務大臣は「日本の可能性を世界に切り開く」と述べた。総裁選は裏金問題を受けた政治改革、物価高対策などが争点となる見通し。27日に投開票される自民党総裁選。誰が次の日本のかじ取りをするのか。
派閥なき総裁選について石原伸晃は「派閥がなくなっても誰が人数を集めるのか」などと話した。河野氏について「麻生派に残っているということですべてのいい政策を帳消しにしている」などと話した。小林鷹之について「一番最初に手をあげた人間についていくのはリスクはあるがそのことをやるだけの魅力がある」などと話した。派閥的政治復活の可能について政治ジャーナリストは「名残は残る」などと話した。
自民党総裁選。注目されている政策は。「シンニッポン創造計画」を掲げる小林鷹之前経済安全保障担当大臣。注目すべきはエネルギー政策。小林前大臣は「再生可能エネルギーに偏りすぎた現行のエネルギー基本計画を抜本的に見直す。安全性のが確認された原発の再稼働、リプレース、新増設にも取り組む」と述べた。
- キーワード
- 小林鷹之
自民党総裁選。今回の総裁選を「最後の戦い」と位置付けた石破茂元幹事長。政策の柱はルール、日本、国民、地方、若者、女性の機会を守ること。災害に対しては防災省の創設を訴えた。株や預金などから得た所得にかかる金融所得課税の強化についても打ち出した。
- キーワード
- 石破茂
自民党総裁選。河野太郎デジタル大臣の目玉は「デジタルセーフティネット構想」。「年末調整を廃止し、全ての国民が確定申告をすれば行政や企業の負担は大幅に減り、スピード感のある適切な支援ができる」としている。
自民党総裁選。「人に優しい仁の政治」を掲げる林芳正官房長官。成長戦略として挙げたクリーンエネルギーを活用する取り組み、GX。健康保険証を廃止しマイナンバーカードへ本化する時期に関して「先送りを検討する」とし、「また混乱が起きる」との指摘もある。
自民党総裁選。茂木敏充幹事長の目玉は増税ゼロ政策。「今後必要となる防衛や子育て支援のための財源は経済成長によって見込まれる税収の増加分で賄える」とし、3年以内で結果が出なければ責任を取る。幹事長として岸田総理大臣と進めてきた方針を覆すとも取れる増税ゼロ、党内で波紋を起こしている。
- キーワード
- 茂木敏充
「1年以内に改革を実行」するとしている小泉進次郎元環境大臣は「総裁になれば解散、総選挙に踏み切り、政治改革、規制改革、働き方などの選択肢拡大の3つの改革を圧倒的スピードで実行する」とした。会社員の解雇が進むと懸念されている解雇規制の見直しも「1年以内に実施する」と明言し波紋が広がっている。
「サナエあれば憂いなし」がキャッチコピーの高市早苗経済安全保障担当大臣。力を入れているのは経済政策。選択的夫婦別姓には慎重で、旧姓の使用拡大などを提案。防衛力の強化を訴え「非核三原則の一部を見直す議論も必要」としている。
加藤勝信元官房長官がぶち上げたのが「国民の所得倍増」。増加する企業の内部留保を賃金や設備投資に回すなどし成長させるプランを掲げている。1960年代に池田勇人元総理大臣が掲げ、10年以内で実現させた所得倍増計画。令和のいま、国民の所得を倍増させることができるのか。
自民党総裁選の話題。能條さんは高市氏の会見を聞いた時に「世界のナンバー1にもう一度するんだ、経済としてっていう話をされているがそれ本当に求めていることなのか」などと話した。東国原氏は「石破さんが金融所得課税という発言があった。かなりこれは議論を呼び起こすんじゃないか」などと話した。作家の竹田氏は「経済を上げようと思ったら私は規制緩和しかないなと思うが、これについて触れているのは河野さんと小泉さんだけ」と指摘した。
田崎史郎氏によると9人の中で凄く頭いいなと思ったのは茂木氏と林氏だという。一方で作家の竹田氏が「東大出ると人間的魅力はなくなるんですかね」と話すと、田崎氏は「それは人による」と話した。石原伸晃氏によると、アメリカの大統領選でトランプになった時にトランプと渡り合えるのは茂木氏だという。東国原氏は茂木氏の増税ゼロは衝撃だったという。
あいつ今何してる?の番組宣伝を行った。
立憲民主党代表選。9月7日告示、4人の候補者は政権交代や経済対策などについて語った。野田佳彦元総理大臣は「もう1回分厚い中間層を取り戻すためのあらゆる政策の総動員を実現していきたい」、枝野幸男前代表は「物価高に苦しむ家計への支援、中小企業への柔軟で機動的な支援などの緊急対策を効果的に打ち出す」、泉健太代表は「成長か分配か、常に分配の側に立ってきた立憲民主党だがそれだけではだめ。この国の未来をつくっていく」、吉田晴美衆議院議員は「教育×経済、それが国民生活の底上げになるという好循環」と述べた。9月23日投開票。自民党に対抗するために野党共闘が必要なのか。
立憲民主党代表選について。東国原英夫は野田佳彦元総理大臣についてかつて民主党を下野させた張本人であると疑問を呈した。石原伸晃は泉健太代表について「絞った雑巾のよう」と評した。枝野幸男前代表については野田氏との思想の違いによる対立を指摘した。能條桃子は若者たちの支持が集まらないことを指摘。竹田恒泰は批判だけではなく対案を出すことだとコメント。
「総裁選を勝つために最も重要なモノは?」「石原氏が聞いたという過去のウワサ話とは」という話題。元自民党幹事長・石原伸晃は「いろいろありますけど、最後は人間関係ですね。人間関係が最後はものを言う」「カネが飛び交う“ような三角大福中”は、聞いたことあるが、現実に接したことはない」などとコメント。
あいつ今何してる?の番組宣伝を行った。