2024年9月8日放送 12:00 - 12:55 テレビ朝日

ビートたけしのTVタックル

出演者
江口ともみ ビートたけし 阿川佐和子 三浦奈保子 前田裕二 杉村太蔵 葛生貴昭 小林弘典 
(ビートたけしのTVタックル)
調査 高齢者の住宅事情”貸し渋り”問題も

内閣府が発表した高齢社会白書によると日本の65歳以上の割合は総人口の29.1%。避けて通れない老後の住宅問題。シニア向け住宅に移住する人が増えている。来月から入居が始まるシニア向け高層住宅・パークウェルステイト西麻布(東京都港区/三井不動産レジデンシャル)。36階建てで居室が400室。うち60室は介護を必要とする人専用。スパフィットネスフロア、カラオケルーム、麻雀ルームを併設。100平方m以上ある最高クラスの部屋の入居金は約5億4000万円。共益費や施設の利用料など月額約52万円がかかる。約7000万円の1LDKタイプも。ダイニングフロアでは月額約12万円払えば帝国ホテルのシェフが手がける料理を1日3食楽しむことも可能。スマートコミュニティ稲毛(千葉市)はマンションが7棟、平均年齢75歳、900人以上の高齢者が暮らす巨大なシニア向け住宅。販売価格は約500万〜2600万円。別途施設利用権などの初期費用が約360万円。このマンションで暮らす女性。一人暮らししていた愛知の一軒家を離れ、千葉へ移住。広大な敷地にグラウンドやテニスコートなどの施設が充実。住民同士で趣味のテニスを楽しんでいる。スマートコミュニティ稲毛の人気の理由はアクティビティの多さ。テニスやゴルフなどの運動系をはじめカラオケルームや麻雀ルームなどの娯楽施設も多数(ほかバドミントン、ビリヤード、ウクレレ、気孔、ダーツ、図書室、ジム、囲碁将棋など)。レストランエリアには和食、洋食、海鮮、焼肉など充実したラインナップの食事処が。部屋探しの経験がある65歳以上を対象にした調査では4人に1人以上が年齢を理由とした入居拒否を経験。家賃滞納、自宅での死亡や事故に対する不安があるため。物件が見つからなかった高齢者。80歳という年齢や収入の面で借りられる物件が見つからなかった。

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ビートたけしのTVタックル)
高齢者の住宅事情”貸し渋り”問題も

「老後は分譲?賃貸?理想の住まいとは」「高齢者の入居拒否、理由と問題点は」「解決策は」。SHOWROOM代表・前田裕二(ライブ動画配信サービスを運営)、タレント・三浦奈保子(東京大学卒業。気象予報士)、KLC代表取締役・小林弘典(空き家など再利用するための仲介を行う)、杉村太蔵、宅地建物取引士・葛生貴昭のスタジオコメント。

法改正で転換期 都会のど真ん中空き家

超高齢社会の日本で増え続けている空き家。全国で900万戸に上り、過去最多を更新(出典:総務省)。空き家で問題になっている相続登記の法改正のCM。空き家問題に詳しい葛生氏によると空き家に関する法律や制度が相次いで変わっている。東京都足立区の迷惑空き家。葛生氏によると約8年前に住んでいた男性が亡くなり、以来放置されている。関係者に許可を取り空き家の中を確認。台所の天井は抜け落ち雨漏り。2階の部屋は当時使っていたテレビや扇風機などがそのままに。大量のゴミ袋も放置されていた。近隣住民も迷惑している空き家。取り壊すには大きな問題が。50年以上前から相続登記されていない物件。空き家の権利の所在が曖昧なため手が付けられず、取り壊すこともできない状態。相続登記されていない問題を解決するために新たな制度ができた。4月から相続登記が義務化。相続を知った日から3年以内に手続きしなければ10万円以下の過料が科される可能性がある。

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YouTubeハクビシン法務省総務省足立区(東京)

葛飾区、住宅街のど真ん中にある空き家。近隣住民によると約4年前に住んでいた男性が亡くなり空き家になった。葛生氏によるとこの空き家を更地にした場合、約1500万円の値が付く。所有者に解体や管理を促しても改善がみられない。去年12月に法改正、管理不全空き家を新設。管理不全空き家に指定された場合固定資産税が減額されない可能性がある。管理不全空き家の効果について、空き家の数が全国一多いといわれる世田谷区の空家対策担当・千葉妙子氏は「世田谷区は固定資産税が高いエリアなので効果は感じている」と話す。世田谷区では新たに管理不全空き家が定められて以降、これまで連絡しても無視されていた空き家所有者のうち9割から返答があり、空き家の解体や管理に動く人も出てきている。

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世田谷区(東京)管理不全空き家葛飾区(東京)

「新設された管理不全空き家。その現状と効果は」「相続登記の義務化、現状と効果は」「相続登記の義務化、いままでなかった理由は」「空き家が活用されない隠された理由とは」「空き家が活用されない意外な理由とは」。宅地建物取引士・葛生貴昭がフリップで空家等対策特別措置法を解説。

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YouTube法務省管理不全空き家
空き家活用ビジネスの実態を調査

空き家活用ビジネスが多様化し、注目されている。埼玉県越谷市の築50年以上の空き家を購入した佐野元重さん。3年前に脱サラ、空き家ビジネスを始めた。木造2階建ての物件。室内全てがごみだらけ。築50年以上で建物の価値も0円。ごみの片づけ費用や固定資産税の負担に苦しむ家の所有者とビジネスに活かしたい佐野さんの思惑が一致。1円での購入となった。空き家を1円など格安で紹介するサイトが注目されている。佐野さんは3部屋のシェアハウスとして貸し出した。

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みんなの0円物件越谷市(埼玉)

埼玉県越谷市の空き家を1円で購入しシェアハウスに。ほかにも1円で買った物件を猫をたくさん飼っている夫婦に貸すなど空き家ビジネスを広げている佐野さん。空き家に住み放題というビジネスも。人気急上昇中の住まいのサブスク。「ADDress」では全国に約270ある空き家だった物件などが登録されており、会員になると何日でも住むことができる。暑さを避けるためプチ移住、リモートワークに使ったりと月額に応じた回数まで好きな家を好きなだけ選ぶことができる。

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ADDress越谷市(埼玉)
空き家活用ビジネス”住まいのサブスク”

人気の家の一つが山梨県富士吉田市に。以前焼き鳥店だった家。個室3部屋を会員用に改築。ADDressと契約し、所有者の代わりに家を管理する家守。家の所有者は何もしなくても月10万円の収入を受け取れる。

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ADDress富士吉田市(山梨)

日本中の空き家物件を移り住みながらリモートワークを続ける人も。家守は会員が希望すれば一緒に買い物。名物のほうとうを作ったり、家族のように暮らせる工夫をしている。未使用だった店舗部分で朝食の店をオープンした人も(sai Breakfast and Cafe)。メインは山梨県産の食材を使った定食。「ふじやまセット」を紹介。誰も住んでいなかった家は住民の憩いの場としてもよみがえった。様々なアイデアでビジネスに活用される空き家。今後空き家対策の特効薬となり得るのか。

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sai Breakfast and Cafeふじやまセット
空き家活用ビジネスの実態を調査

「空き家が第2の故郷に?住まいのサブスク」について、KLC代表取締役・小林弘典、杉村太蔵のスタジオコメント。

「空き家活用ビジネス、その現状とは」「今後空き家を活用したどのようなビジネスが?」について、杉村太蔵、KLC代表取締役・小林弘典、SHOWROOM代表・前田裕二、タレント・三浦奈保子のスタジオコメント。空き家の使い方について紹介。香川・土庄町では空き家を妖怪美術館として使っている事例もある。

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土庄町(香川)妖怪美術館
(エンディング)
エンディングトーク

たけしは「戦後の住宅難で足立区などは、市道の奥に家を建てて法律が変わったらどうにもならないということが出てきている。人口や家の問題など全部の膿が出たした感じがある」と指摘した。

(番組宣伝)
新婚さんいらっしゃい

「新婚さんいらっしゃい」の番組宣伝。

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