マイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」をめぐり、福岡厚生労働大臣は保険証としての利用登録の解除ができるようになった先月下旬から、これまでに800件近い解除の申請があったことを明らかにした。「マイナ保険証」をめぐっては、いったん保険証と一体化させたあとはそれを解除できない仕組みになっていたが、「元に戻せるようにしてほしい」という声が寄せられたため、厚生労働省は先月28日から希望すれば保険証としての利用登録を解除できるようにした。一方、福岡厚生労働大臣は来月2日に今の保険証の新規発行を停止する方針は変わらないとした上で、「最長1年間現行の保険証を使い続けられ、マイナ保険証を持っていない人にも資格確認書が交付されるなど、すべての人が安心して保険診療を受けられる環境整備に取り組んでいる」と述べた。