23日からアマゾンが「処方薬」配送サービスを開始。「Amazonファーマシー」は、ドラッグストア「ウエルシア」など約2500の薬局と提携している。患者は病院で電子処方箋を取得、アプリで薬局を選び薬剤師によるビデオ通話(オンライン)で服薬指導を受ければ薬が自宅に配送される。配送料や配送時間は提携する薬局次第だが500円前後の配送が多い。「SOKUYAKU」は患者がスマホから病院、薬局、症状などを回答する。医師による診察から服薬指導、薬の受け取りまで全てオンラインで完結できる。患者とのビデオ通話後、薬剤師が配達員に調剤した薬を渡す。約1万3000店舗の薬局と提携しており、自宅などに最短30分で配送される。東京都薬剤師協会・高橋正夫会長は「小さな薬局では資金繰りが厳しい状況が続いているのも事実。そこで新たにコストがかかると対応しにくい部分はある。将来的に街の薬局に行かなくても薬が手に入るとなるとだんだんと薬局の数が減っていくことも懸念される」と話す。
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