コメの価格高騰を背景に農林水産省は政府の備蓄米全体の2割にあたる21万トンを放出すると発表した。流通の円滑化を目的に備蓄米を放出するのは初めてで、まず15万トンを放出し、その後は市場の状況を見つつ追加する考え。初回の入札の対象は去年秋に収穫した2024年産が10万トン、2023年産が5万トンとなる。早ければ来月下旬にも備蓄米が店頭に並ぶ予定。備蓄米の放出でコメの流通量が増えれば値下がりが期待される。ただ関係者からは「すぐに店頭価格は下がらないのではないか」という指摘も出ている。
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