コメの価格は今も高騰が続いている。3月18日から20万tが放出されているが、約7割は今も出荷を待つ状況という。スタジオでは農家に還元されているとの話は聞かれないとの声も聞かれている。流通経済研究所の折笠俊輔さんによると、精米工場で行う作業が間に合っていないために小売業者に行き届いていないのではないかと見られる。流通がスムーズに進めば6月ごろには3000円台まで値段は下がると見られるといい、8~9月にはコシヒカリなどの早場米の出荷が進むことで豊作となれば価格はさらに下がる可能性があるという。備蓄米の入札を巡っては、現在は年5000t以上仕入れている業者であり、同量のコメを政府に売り戻すことができる業者に限定していることからJAや地方農協に限られているという。このために条件を緩和することは流通スピードが早まることにつながると期待されている。武田さんは値段が高くなりすぎると輸入米に負けてしまうことが懸念されると言及、一方で適正価格は3500円くらいではないかとの話もあるという。風間さんは不作による平成の米騒動の際には米中からコメを輸入していて、当時は収穫不足が落ち着いた時点で国産米の産業が盛り返していることから脅かしすぎではないかとコメント。