きのう横浜市・保土ケ谷区にあるスーパーセルシオ和田町店で行われていたのは、銘柄米の割引販売。急遽値下げに踏み切ったその理由は、流通が広がる”備蓄米”。スーパーセルシオ和田町店の久保田浩二さんは「随意契約の安く販売される米自体がどんどん大手中心に販売が始まってる中で、売れ行きが伸び悩んでいる商品(銘柄米)が出てきていて、すぐにでも値引きをして販売を早めようという形で実施している」などと話した。こちらのスーパーでは備蓄米は販売しておらず銘柄米を中心に扱っているが、備蓄米の安さに押されて割引に踏み切ったという。銘柄米の値下げはコンビニでも。ファミリーマートはあす~今月30日にかけて、低温製法米 国産コシヒカリ1.5キロなどPB銘柄米を300円値引きして販売する。こうした値下げの背景には卸業者のある動きが関係しているという。宇都宮大学・農学部・松平尚也教授は「安い備蓄米が出回ると高い銘柄米が売れなくなるんじゃないかということで、卸業者が手放す動きがでてきている」などと話した。