アニメ映画「ルックバック」を特集。先月公開されると宣伝には殆ど注力していなかったにも関わらず、口コミで人気を集め公開週の興行収入ランキングに輝いた。(興行通信社調べ)学生新聞に漫画を連載している主人公・藤野と、絵の才能を持つ不登校の同級生・京本が2人で漫画を書き始める姿が描かれ、原作は「チェンソーマン」の藤本タツキ先生となっている。藤野役にドラマ「不適切にもほどがある!」で話題を集めた河合優実さん、京本役にオーディションで選ばれた吉田美月喜さんが起用され、いずれも声優は初挑戦だった。アニメ制作にも携わった押山清高監督は河合さんについて泣いてしまうシーンで本当に涙を見せていたと振り返り、吉田さんについては閉じこもっていた部屋から飛び出して主人公に喋りだすシーンを秋田弁で表現する演技を見せてくれたと称えている。押山監督は誰しもが勉強・部活・遊びに努力してきた経験を持っていると思うので、努力にフォーカスを当てることを意識したと振り返った。そして、作画は何気ない表情も人間の手で描かれたと分かるように意識するだけでなく、藤本先生にも自身のプライベートなことについて質問して作られたという。