「松屋」運営の松屋フーズホールディングスでは一部店舗で春からカルローズ米を100%やブレンドで使用している。「牛角」などを展開しているコロワイドは2月から一部店舗でカルローズ米を使用しており、水加減など専用レシピを独自に考案している。カリフォルニア州での米栽培を紹介。取材した土地では約20万ヘクタールでカリフォルニア米の栽培が行われており、飛行機で種まきを行うなど農家一戸あたりの経営規模は日本の約80倍となる。海外の方が圧倒的に生産コストが安く、輸入拡大しすぎると安い輸入米ばかり売れ国産の銘柄米が売れず廃棄される可能性もある。小泉農水大臣は農業法人などが加入する団体の会長と面会し、齋藤会長は生産者と消費者の双方が納得できる価格として5kgあたり3000円のラインを示していきたい、それ以上高くなると輸入米にシェアをとられるのでコスト削減に注力するとしている。JAが生産者に払う概算金は流通価格を決める重要な指標。JA全農にいがたでは去年コシヒカリ60kgあたり1万7000円だったのが今年は9000円アップの2万6000円が提示されている。これにより今年の新米価格は去年より高くなる可能性が高い。輸入米の拡大として考えられるのは、ミニマム・アクセス米の主食用枠を増やす、ミニマム・アクセス米の輸入量を77万トンから増やす、1kg341円の関税を下げるなど。