東京世界陸上で走る山本有真に熱い視線を注ぐ、山本の母校・名城大学の米澤奈々香さん。名城大学は前人未到の7連覇を達成している。爆発的なスピードが持ち味の米澤さんはこの3年間1区を任されてきた名城の切り込み隊長。去年はまさかの区間9位だった。結果は4位で8連覇ならず。高橋尚子さんは「駅伝の流れを決めるのはなんと言っても1区」と話す。監督からも厳しい言葉が。女王の驕りがあったと反省した。米澤さんはキャプテンに。夏合宿では走れるだけ走るという伝統の練習を行い、14km時点で残ったのは4年生の3人。最後に残ったのは米澤さんだった。すると大学駅伝を走ったことがない大川原さんも急成長。5000mの自己ベストを16秒も更新した。石松さんはチームのために苦手な長い距離に初挑戦し、日本インカレ10000mで5位に入賞した。夏合宿も大詰めの頃には米澤さんも覚醒した。