- 出演者
- -
東京世界選手権は日本中を熱狂させた。山本有真、齋藤みう、佐藤早也伽は学生時代からライバルだった。第43回全日本大学女子駅伝対校選手権大会は来週スタートする。シドニー五輪欽の高橋尚子さんは、どこが勝ってもおかしくないという。去年は激動の年。駅伝女子たちの365日に密着。
第43回全日本大学女子駅伝の番組宣伝。
- キーワード
- 仙台市(宮城)
襷をつなぐヒロインたち。立命館大学の土屋舞琴選手は、習字の中高生を教えられる免許を持っているという。「紫風」という名前を持っているという。全日本大学女子駅伝対校選手権大会で優勝すると短冊に書いた。去年はアンカーで優勝。ワールドユニバーシティゲームズでも銀メダル。大学女子屈指のランナーだ。気配りの人だという。補強トレーニングを学び、仲間に教えている。1-2年の時にはケガに苦しめられたという。3年になるとアンカーを任された。いまキャプテンになったのは自然な流れだ。太田咲雪選手がアクシデントにみまわれた。土屋さんも思うような結果がでない。立命館大学は不安なスタート。柳井綾音さんは親友だとのこと。去年のパリ五輪に競歩の日本代表で出場。それぞれの道で結果を出そうと約束したという。先月、世界選手権に柳井さんが出場。
立命館大学の土屋さんと柳井さんは親友だという。先月、関西学生女子駅伝に土屋さんが出場。柳井さんはスペシャルドリンクを用意した。土屋さんは見事に区間賞をとった。
全日本では出場14回で10度の2位、悲願の日本一に闘志を燃やす大東文化大学。2年前、2位でフィニッシュしたのは当時1年生だった野田真理那。悔しさのあまり大粒の涙が止まらなかった。リベンジを誓った前回は実力者が揃う1区で出場。気迫のスタートで先頭に躍り出ると区間新記録。しかし、またも日本一に手が届かなかった。1年生の時から全国にその名を轟かす逸材。初挑戦のハーフマラソンでは学生日本一にも輝いた。そんな彼女の素顔は笑顔が絶えない愛されキャラ。悲願の初優勝へ目標に掲げたのは「効率の良い走りを身に付ける」。野田さんのフォームについて高橋尚子さんは、1年の時は足音がバンバン鳴っていたが、現在は足音が鳴らないようになっており、推進力が下から前へ進むようになって効率の良い走りができるようになったことが大きいと解説。今年の日本インカレ、10000mでも力を温存することでラストの勝負強さを発揮。7月には世界の舞台で銅メダルを獲得。悲願の日本一へ自ら課した挑戦はもう1つ。同級生のケニア人留学生サラ・ワンジルさん。練習以外でも一緒に時間を過ごすサラさんは2年連続区間賞を獲得した絶対的エース。今年は陸上王国ケニアの学生代表にも選ばれた。実は高校時代のタイムは野田さんの方が上だった。そのため自分も頑張ればもっと強くなると思っている。切なる思いを胸にサラさんに食らいついてきた日々。その全ては悲願の日本一のためにある。「今年のチームなら絶対優勝も狙える。区間賞を取ってチームを初優勝に導きたい」と語った。
東京世界陸上で走る山本有真に熱い視線を注ぐ、山本の母校・名城大学の米澤奈々香さん。名城大学は前人未到の7連覇を達成している。爆発的なスピードが持ち味の米澤さんはこの3年間1区を任されてきた名城の切り込み隊長。去年はまさかの区間9位だった。結果は4位で8連覇ならず。高橋尚子さんは「駅伝の流れを決めるのはなんと言っても1区」と話す。監督からも厳しい言葉が。女王の驕りがあったと反省した。米澤さんはキャプテンに。夏合宿では走れるだけ走るという伝統の練習を行い、14km時点で残ったのは4年生の3人。最後に残ったのは米澤さんだった。すると大学駅伝を走ったことがない大川原さんも急成長。5000mの自己ベストを16秒も更新した。石松さんはチームのために苦手な長い距離に初挑戦し、日本インカレ10000mで5位に入賞した。夏合宿も大詰めの頃には米澤さんも覚醒した。
前回大会3位の城西大学。監督は赤羽周平さんと妻の有紀子さん。有紀子さんは2008年の北京五輪で走ったレジェンドランナーだ。夫の周平さんは有紀子さんのコーチだった。注目選手は4年生の高橋葵選手。前回大会ではアンカーとして笑顔でフィニッシュを飾った。2年生のとき、海綿状血管腫という病気になり、手術に臨んだ。「もうダメなんじゃないか」と思ってしまう中、母の存在が支えになったという。3月のハーフマラソンで3位、7月には学生オリンピックで日本代表として走った。試練を乗り越え日本一へ。
東北福祉大学の熱血監督、冠木監督の一押しは村山愛美沙さん。前回大会では5区で区間記録保持者の不破聖衣来を抜いてチームを大躍進に導いた。しかし大会後に左足首を負傷し、9ヶ月間離脱した。今年はずっとサポート役に。掬ってくれたのは仲間たちだった。先月、本格的な練習に復帰した。
2007年の箱根駅伝で優勝した順天堂大学。そのメンバーの1人が、現在帝京科学大学を率いる清野純一監督。清野監督自慢の選手が今西紗世さん。春のトラックレースでは1年生ながら全国3位に輝いた。今西さんの成長の秘密は、練習の合間に行う疲労度の数値化。高校時代はケガに悩まされていたという。大学に入ってからは質の高い練習が積めるようになったという。献立は栄養管理士が作り、選手たちの睡眠時間や心拍数なども管理している。徹底した科学的な指導法が成長の秘密だった。今月の関東大学女子駅伝で、今西さんは区間新記録を出し、見事チームを2年連続で全日本に導いた。
名城大学出身の山本有真は「誰かのために走るってこんなに力が出るんだって全日本大学女子駅伝で感じた。チームのために心をこめて走ってほしい」などと全日本出場選手にエールを送った。
高橋尚子イチ推しの選手は名城大学の細見芽生さん。積極性があり、強みは粘り、負けん気の強さ。もう1人が関西大学の前田彩花さん。スタミナ抜群でストイック。
今年の関東大学女子駅伝で駿河台が創部5年目での快挙。創部103年の北海道大学も初出場を決めた。第43回全日本大学女子駅伝の出場は26チーム。第43回全日本大学女子駅伝の号砲は26日。
「ザ! 鉄腕! DASH!!」の番組宣伝。