今年の春高バレーで4大会ぶりにベスト4に進出した福岡代表の東福岡高校。今大会では3回戦で石川祐希らを輩出した愛知の星城高校を撃破。インターハイ準優勝の前評判通りセンターコートに辿り着いた。次の相手は14年ぶりの優勝を狙う東京代表の東亜学園。そんな中で注目されるのは東福岡・松下晃大選手。昨年は2年生エースとして期待されるもチームは1回戦敗退。その悔しさをバネにバレーと向き合ってきた。松下選手は「去年の3年生に恩返しできるように自分たちが最後に日本一になる大会だと思っています」などと話した。松下選手のサキドリポイントは「跳躍力を生かしたバックアタック」。高い跳躍力を活かしてよりネットに近い位置で打つ松下選手のバックアタックは、他の選手と打つタイミングがズレるのでレシーブしにくいという。また難しいコースを打ち抜くコントロールも兼ね備えている。松下選手は「最後はエースとしてしっかり決めきって笑顔で終わります」と話した。