偏差値70超えの進学校「桐朋高校」に通いながら、最速153キロのストレートと高校通算45ホームランを記録したリアル二刀流、森井翔太郎選手。一昨日、高校の卒業式に出席し、野球部員として最後の1日を過ごした。今年1月、メジャーの名門球団・アスレチックスとマイナー契約を結ぶため、渡米した時にも、後輩たちが胴上げで送り出してくれた。メジャー挑戦に向け、夏の甲子園予選敗退後も、桐朋のグラウンドで後輩たちと自主練に励んでいた。グローブが破けるほどに練習を重ねていたと後輩たちは振り返った。後輩の小出弘人くんは17歳で森井選手の隣のポジションで、一緒にプレーし多くのアドバイスをもらったという。森井選手に送られた寄せ書きには「自分の人生の財産」の言葉。メジャー昇格を目指し、きのう渡米した森井選手はきょうからアスレチックスでの練習が始まる。