米国大統領選挙の開票がまもなく始まる。日本製鉄による米国の大手鉄鋼メーカー・USスチールの買収計画への影響について。USW(全米鉄鋼労働組合)は、買収計画に一貫として反対している。トランプ氏は買収計画を即座に阻止、ハリス氏も米国国内で所有され、運営される企業であり続けるべきだと発言している。USスチールの本社と労働組合の本部が激戦州のペンシルベニア州にあり、なんとしても労働者の支持が欲しいため、このように強く出ているという見方がある。そして、買収計画には米国政府の委員会が審査を進めている。もともとは選挙前に判断が示されるとみられていたが、先延ばしになっている。新たな大統領の下で委員会がどのような判断を示すのか注目。