テニスの全豪オープン。大坂なおみ選手が2シーズンぶりに四大大会の舞台に帰ってきた。大坂選手は去年7月に長女・シャイちゃんを出産し、今年1月に復帰したばかり。過去2度優勝した大会で母としての四大大会初勝利を狙う。歴代優勝者が記された通路で自分の名前をタッチした大坂選手は世界ランク19位のガルシア選手を相手に第1セット、力強いサーブで崩す。第7ゲームでは相手に2度ブレイクポイントを奪われるが、粘り強さをみせて巻き返す。しかし相手の好サーブに押され主導権が握れず第1セットを落とす。それでも第2セットは積極的なプレーでみせる。コースを突いたバックハンドを決めると、さらに強烈なフォアハンドをライン状に決め観客を沸かせる。そして試合は両者一歩も譲らずタイブレークへ。ポイントを先取した大坂選手は声を出して自分を鼓舞する。しかし相手の多彩で強烈なサーブに押され、第2セットも落としてストレート負け。四大大会復帰初戦を白星で飾ることはできなかった(C.ガルシア2-0大坂なおみ)。しかし大坂選手は満足していたようで、試合後には「本当に良い試合だったと思う。自分としては可能な限りベストを尽くせた」と語った。