9年ぶりに関東の水がめで取水制限が行われる可能性が出てきた。群馬・八ッ場ダムは水陸両用バスが観光の目玉だが、今年は深刻な渇水に悩まされていた。本来は水中にあるスロープが露出するほど水位が低下したため水陸両用バスは今月1日から運行中止となっている。先週の台風15号の雨で水位が回復したため、今日一部ルートで運転が再開された。しかし回復したとはいえ運行できるギリギリのライン。利根川水系9つのダムの貯水率は今日時点で42%と平年の6割ほどにとどまっている。影響がしんぱいされるのが関東最大の貯水量を誇る矢木沢ダム。満水時と比べると水位は20m近く下がりダムのコンクリートも大きく露出している。先週の台風15号で若干水位は増えたものの現在の貯水率は24%で過去4番目に低い値で平年の4割にも満たない。国土交通省は、水位が回復しなかった場合来週以降10%の取水制限を行う可能性もあるとしている。雨不足の影響はこれからの野菜にも。茨城県の農園では本来育っているキャベツの苗が何もない状態で生き残った苗はわずか。
住所: 群馬県吾妻郡長野原町大字与喜屋11
URL: http://www.ktr.mlit.go.jp/yanba/
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