東日本大震災から15年。津波で大きな被害を受けた岩手県の三陸地域の食文化を通じたチャレンジを取材。陸前高田市の奇跡の一本松。このあたりは津波で壊滅的な被害をうけた。大規模な工事は既に終了しているが、復興は道半ばという状況。こうした中、食文化を通じて街に活力を取り戻そうという取り組みが行われている。八木澤商店は醤油や味噌の醸造を手掛ける企業。創業219年の歴史があり、今は嵩上げされた造成地に本社があるが、震災前は10mほど下の同じ場所に蔵を構えていた。今泉地区は醸造業が盛ん。街にはいつも発酵の香りが漂っていたという。八木澤商店の社長は街は津波で壊滅したが、発酵食品をつくる音や香りをもう一度取り戻したいという思いで完成させたのが発酵をテーマにした商業施設。施設内には発酵食品の店が並ぶ。クラフトビール醸造所もある。店主は東日本大震災を契機にUターンしたという。地元を盛り上げるため陸前高田特産の米崎りんごを副原料にした発泡酒を委託醸造。これが醸造所立ち上げのきっかけとなったという。陸前高田を象徴する商品が一本松エール。一本松エールは1本あたり100円が高田松原を守る会に寄付される。
住所: 岩手県陸前高田市気仙町字町110
