今回の試験飛行は元々NASAの計画にはなかったが、今年新たに追加されたもの。NASAは2028年の有人月面着陸を目指しているが、月付近で宇宙飛行士が宇宙船から着陸船に乗り換える計画。NASAとしては今回の試験飛行を追加することで将来の月面着陸のリスクを減らしたい考え。今回の試験飛行で使われる着陸船だが、アメリカの民間企業ブルーオリジンとスペースXの2社が開発を進めている。次の試験飛行計画はブルーオリジン開発の着陸船とNASA宇宙船がドッキング。宇宙飛行士が着陸船に乗り込み機器の確認などを行う。ブルーオリジンの着陸船と分離後、スペースX開発の着陸船とドッキング。宇宙飛行士が宇宙に滞在する期間は2週間ほどになる見込み。スペースXは着陸船の試験打ち上げ実施も開発の遅れが指摘されている。また、ブルーオリジンは先月に新型ロケットが燃焼試験中に爆発。発射場の修復には数ヶ月かかるとの指摘も出ている。ブルーオリジンの発射場はここだけで開発スケジュールへの影響が懸念されている。ニューヨーク・タイムズは2028年の有人月面着陸について“実現可能か懐疑的だ”とする専門家の意見を紹介している。
