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中東の不安定化は物価を押し上げている。安全保障は遠い議論ではない。それは自分の命や暮らしを 守るかの問いだ。この国の未来を担う若者たちに聞い た。日本は核を持つべきか。持たない方がいい、持ったほうがいい様々な意見。世界は力が支配する時代だ。高市政権下で幹部が日本も核を持つべきだと言った。世界では大国の論理がむき出しとなり、核保有国による現状変更が相次いでいる。非核三原則も取り沙汰される。さまざまな人の声を聞いた。日本の立ち位置が見えてくる。河野克俊元幕僚長。核抑止と核廃絶は両立するという。いま現時点では核を持たない方がいいとのこと。官邸筋は核を持つべきだと言った。核の作り方を人類が知ってしまっている。現実問題、核廃絶は難しいという。防衛省防衛研究所の前田研究員は、日本の防衛力は必要だとしながらも核保有には課題があるとしている。中国は600発の核を保有。2030年までに1000発を保有することになる。日本は威圧を受けることになる。ある程度、中国と拮抗する必要がある。核保有にはコストがかかるという。笹川平和財団の兼原常務理事は、非核三原則の「持ち込ませず」の見直しを提案。「国民の命」が一番の価値だという。長崎大学核兵器廃絶研究センターの鈴木客員教授は、「持ち込ませず」の危険性を指摘。ピースボートの畠山澄子さんは国際法上禁止になっていることを止められないのは厳しい状況だという。中国と安全保障で対抗することは健全ではないとのこと。国際関係は歴史の延長線上にある。 ニコライ・ノズドリェフ駐日大使へインタビュー。
ロシア駐日大使に核兵器とはどんな存在なのかをインタビュー。ノズドリェフ大使は「戦後の歴史を振り返ると核抑止は軍事大国の直接衝突を回避し国際関係のバランスを維持する重要な役割を果たしてきたと個人的には思う。今の社会では国際摩擦がさらに激しいものとなり、こうした環境の中で核兵器は安全保障・戦略的安定性に大きな影響を与えるものとして機能していると思う」などと話した。また、ロシアの核抑止政策については、あくまで防衛主導型だとした。それを使うという決断をとるときには、ロシアの国としての存続を脅かす侵略などへの最終対応手段としか考えていないとした。その上で核兵器のない世界への道のりは、ないとは思わないとした。そのためには、すべての国が参加できるような安全保障体制が必要になると指摘。また、「もし日本が核兵器をもったら」と質問したところ、地域全体の安全保障にとっては大きなダメージとなると指摘。もし新しい核保有国が出れば自国の軍事政策の中で考慮に入れるべきとした。その上で日本の核保有には反対の立場を示した。「核兵器のない世界に近づけるか?」という質問に対し、大使は、可能か不可能かは別として努力すべきとの認識を示した。
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- 在日ロシア連邦大使館核兵器麻布台(東京)
イランのセアダット駐日大使は、去年8月9日、長崎原爆の日に平和祈念式典に参列し、原爆資料館を初めて訪れた。核開発を巡り、アメリカとイスラエルによる攻撃を受けたイラン。多数の民間人が死傷した。ホルムズ海峡の事実上の封鎖は世界的エネルギー価格の高騰を招いた。被爆者の願いとは裏腹に世界では今、核軍拡や核抑止力を強める動きが広がっている。フランスのマクロン大統領は、これからの半世紀は核兵器の時代だと述べた。長崎の被爆者たちは、核保有国の市民や若者たちと対話し核兵器廃絶の必要性を直接伝える新たな行動を始めている。6歳の時に長崎で被爆した本村さん。爆風から身を呈して守ってくれた祖母は7ヶ月後に50歳で亡くなった。おばやいとこも原爆の犠牲となった。憎しみの連鎖は戦争を生み、核兵器を生んだ。本村さんは無差別の殺人行為じゃないか、なぜ長崎なのかなどの思いがずっと80年間心の中にあるなどと明かしていた。
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- がんイギリスエマニュエル・マクロンキングス・カレッジ・スクール ケンブリッジトリニティ実験ドナルド・ジョン・トランプニューメキシコ州(アメリカ)ニューヨーク(アメリカ)ホルムズ海峡国際連合山口仙二広島平和記念資料館日本原水爆被害者団体協議会朝長万左男本村チヨ子核兵器白血病谷口稜曄長崎原爆の日長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典長崎原爆資料館長崎県長崎県被爆者手帳 友の会
1941年12月7日。日本軍による真珠湾攻撃があり、アメリカ側の死者は民間人を含め約2400人。日本側の死者は60人あまりとされる。アメリカは「Remember PEARL HARBOR」を掲げて参戦。戦争は3年8か月に及び、日米合わせて300万人以上が犠牲となった。真珠湾攻撃の追悼式典に参列するにあたり、被爆者の本村さんは複雑な思いを抱えていた。朝長さんは、日米戦争はどう考えても日本の国策の間違えと思っているなどと話した。一方、本村さんは、犠牲者がたくさんいるというのはわかるが、日本人だって犠牲者はいるなどと複雑な思いを明かしていた。84年前の12月7日、旧日本軍は真珠湾を攻撃した。まもなく追悼式典が行われ、長崎から来た被爆者たちが参列する。
真珠湾攻撃から84年となった12月7日、被爆者が初めて追悼式典に参列。原爆を投下したアメリカへの憎しみを振りほどけずにいた本村さんにとって、大きな出会いとなったのが真珠湾攻撃を経験したニコルソンさんとの対話。ニコルソンさんは6歳の時、真珠湾攻撃に巻き込まれ、その体験を子どもたちに伝えている。ニコルソンさんが日本を憎んでいない、日本は真珠湾を攻撃したがその4年後アメリカが原爆を投下した、今ではアメリカと日本はよい友好関係にあるなどと話したのを受けて、本村さんは会えて良かったなどとコメント。彼女は広い心になっているのに自分はなんて狭い感情でここに乗り込んで来たんだろう、自分に腹が立ったなどと明かした。 講演後、本村さんは、人々の目を見て対話して優しさに触れたなら同じ苦しみを抱えてきたであろう人々の気持ちがわかったなどと話した。本村さんは「憎しみも悲しみも恨みつらみも越えた、80年かかったけど。だからばあちゃんにももう終わったよって、終わりにしなきゃねって」と話した。人と人は会って話しをすることで互いにわかりあえる。 平和はそんな積み重ねの先にあるのかもしれない。しかし、それが国と国になった途端、歴史や過去の傷、政治や利害が絡み合い、人と人なら越えられるはずの壁が簡単には越えられなくなる。それでも対話を諦めると核兵器が使われる危険が高まる。国もまた人で成り立っている。だからこそ対話でわかりあえる可能性を諦めてはいけない。
「核兵器は平和のために必要だと思うか」という問いに「絶対にそうは思わない」と答える高校生。米市民は「過去は過去。でも忘れるより学ぶことが大切。ただボタンを押して破壊を眺める、そんなやり方で争いは解決しない」、ロシア人は「核兵器と共に生きていくしかないのかもしれない」、パレスチナ系の米市民は「アメリカのみんなが平和好きとは限らない。アメリカは戦争で儲けている」、駐日パレスチナ常駐総代表部、ワリード・シアム駐日大使は「私は人生のほとんどで平和を感じたことがない。平和について聞いたこともあるし本で読んだこともあります。でも、それを自分の心の中で感じたことは一度もありません」と語った。ピースボート共同代表の畠山澄子さんは「核兵器ってやっぱり必要なんじゃないという声が目立って来ると、自分がこれまで違うと思っていた気持ちが揺らいでしまいそうになると思うが、怖いと思う、違うと思うという気持ちはすごく大事。それがたとえ他人を納得させられるような言葉にできなかったとしても、言葉にしてみるということが大事」などと語った。
渋谷の若者たちの声。日本は核を持つべきか。「唯一の被爆国として核兵器の恐ろしさを世界に伝えなければいけない」「持つほうがいい」「日本が危なくなるなら考えたほうがいい」「作れるぐらいの技術力を持っておく」「平和に少しでも近づくためにはなくなった方が良い」といった声。長崎大学核兵器廃絶研究センター・鈴木客員教授は「核兵器があれば戦争が起きないという前提になっているが、それを歴史は証明していない。“核兵器は非人道的な兵器だ”という規範の方が効いて核は使われていないと考える方が歴史的には正しいと思う。核は使ってはいけない兵器だといい続けなければいけない」などと話した。ピースボート共同代表・畠山さんは「核兵器がない方がいいって思っている人の方が多いと思っているし、国も数で言えば沢山あって、今たまたま大国が核にすがるという安全保障政策をとっているが、それがずっと続くとは思わない。絶対に世界はいつか核兵器のない世界も見ると思うし、それに向かって動いていくと思う」などと話した。
