給料やスキルアップのために働く人がいる一方で、八王子で出会った来日2年目、ミャンマー人のボーさんは日本の大学の学費をためるため、新聞配達のアルバイトに励んでいる。日本独自の学生支援策の新聞奨学金制度は外国人も利用でき、新聞配達のアルバイトをしながら学費などの支援や給料の支給が受けられる。学業とバイトの両立は楽ではないようで、バイトの時間は3時間半と短めだが、午後8時から勉強し、バイト、勉強、仮眠を取って学校へ行き午後のバイトに向かうという変則的なスケジュール。お給料の16万円のうち8万円を貯金に回していて生活はカツカツだという。ボーさんが暮らす1Kのアパートは光熱費込みで月4万5000円。食事も自炊で節約。1食分の食費は300円以内にすることで月の食費を3万円に抑えている。節約生活でこれまでに50万円の貯金に成功したが、目標まではギリギリの生活が続く。ボーさんにはお金に代えられない事情があった。ミャンマーは70年以上にわたって断続的に内戦が続いていて国内情勢は不安定。親には頼れず、いつの日か困っている人の助けになりたいと日本の大学進学を目指す。
